【開発者の声】 マコトインターナショナル　水性金属加工油　「マイクロクール」

金属加工油メーカー　マコトインターナショナル株式会社から、2021年4月に発売された、界面活性剤フリーの金属加工油「マイクロクール　(MICROCOOL)」についてお話をうかがいました。

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「マコトインターナショナルでは、お客様のご要望に応えるため、研究開発体制を強化し、さまざまな試行錯誤を重ねてきました。
三相乳化技術を採用した”界面活性剤フリー”の金属加工油の開発を開始したのが2019年。2年後、その開発の成功によって、金属加工油の性能向上と、環境負荷の低減という2つの側面で、大きなメリットを得ることができました。

性能面では、まず切削性能の向上が挙げられます。界面活性剤フリーによって金属加工油の油脂量が増え、油膜強度が高くなり、潤滑性能が向上したためです。

メンテナンス上のメリットもあります。界面活性剤は、従来の金属加工時の泡立ちの原因の一つでした。マイクロクールは、消泡剤を含んでいないにも関わらず、泡立ちが一切ありません。その結果、冷却効果が高まり、工具寿命が延びるだけでなく、あふれた泡で作業現場が汚れる心配もなくなりました。

そして特筆すべきは油水分離性の高さです。界面活性剤を使用した金属加工油では、界面活性剤が機械油などの他の油分と結合してしまいます。一方、界面活性剤フリーのマイクロクールは、機械油が混ざることなく、安定した乳化液が維持されるため、金属加工油の劣化を遅らせ、入れ替えの頻度を減らすことができるのです。

このことにより、金属加工の作業効率を改善、ランニングコストを下げるとともに、産業廃棄物の廃油を減らし、「環境負荷削減」にも寄与することができるようになったのです。」

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マコトインターナショナル株式会社は2021年8月にSDGs宣言を行い、持続可能な社会の実現に貢献していくことを発表しました。
SDGs宣言が目指す「社会課題解決を起点とした研究開発体制の確立」「作業性能と作業環境の向上」「資源の有効利用の支援」などは、まさに「マイクロクール」がもたらした利点と重なるもの。三相乳化技術が、企業理念の具現化のサポートとなった好例と言えます。

マコトインターナショナル株式会社
https://www.makoto-international.com/

マコトインターナショナル株式会社　SDGs宣言
https://www.makoto-international.com/%E4%BC%9A%E7%A4%BE%E6%A6%82%E8%A6%81/